シンガポールの鉄道ネットワークに重要な防火安全機能を提供
- 部門: 産業プロセス
- カテゴリー: フルードパワーアクチュエータ
- 製品: RC200
概要
ロトルクが、シンガポールの新MRT(マス・ラピッド・トランジット=電車・地下鉄)に、32駅の防火ダンパーを操作するための小型空気式アクチュエータ1000台を提供しました。
概要
防火ダンパーとは、炎や煙の拡散を防止するために、鉄道トンネル内部に設置される安全製品です。防火ダンパーは重要な安全機能を果たしており、これら機能はアクチュエータから制御することが可能です。
チャレンジ
シンガポール国内に鉄道路線が新設され、セーフティクリティカルな防火ダンパーを操作するための高速で信頼性の高いアクチュエータが必要となりました。
ソリューション
ロトルクからお客様に、試験的にアクチュエータを提供しました。お客様側で、防火ダンパーの温度240℃と400℃におけるアクチュエータの機能試験を行いました。これらの試験を正常に完了したため、1000台を超えるRCシリーズ空気式アクチュエータ(RC230、RC240、RC250)を受注・設置しました。エンドユーザー様が第3者に依頼し、同アクチュエータが宣伝通りに、100万サイクル使用できることを確認しました。
詳細情報
顧客側のメリット
RCアクチュエータは必要不可欠な安全機能を提供します。同アクチュエータの制御下にあるダンパーは、火災が発生すると、炎や煙が鉄道トンネルに充満しないように自動的に閉鎖します。このような機能は、本アプリケーションでは、非常に重要な条件であり、運転手や乗客の安全を保証する手段でもあります。なお、同アクチュエータは安全認証を取得しています。
RC空気式アクチュエータは、要求通りの高温で作動するため、外面に追加の防火塗装を施す必要がないため、これに係る費用を節約することが可能です。
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