ロトルクが、革新的な高分子分離膜技術を利用した下水システムをサポート

  • 部門: 廃水
  • カテゴリー: 電動アクチュエータ , 制御ネットワーク 
  • 製品: IQT - Part-Turn, Profibus

概要

膜分離活性汚泥法の技術をベースとした革新的システムのバタフライ弁とプラグ弁を操作するため、英国ドーセットの水処理施設にIQT電動アクチュエータを設置しました。


概要

スワネージの施設では膜分離活性汚泥法を用いて、EUの基準を上回る高い品質、且つ、排水先の海よりも清潔な下水を生成しています。同施設では、約10,000人分の下水を処理していますが、ホリデーシーズンに突入し、観光客が増えると、処理量が2倍以上になることもあります。


チャレンジ

自動化と省エネルギー対策を目的とした今回の大規模なプラントのバージョンアップでは、これには高信頼性且つ高効率のフロー制御が必要でした。プラントのオペレータは、処理工程の自動化により、稼働効率を向上し、少ないエネルギー消費量で稼働できるようにしたいと考えていました。


ソリューション

プラント中の新設配管のバタフライ弁及びプラグ弁を操作するため、プロフィバス対応のIQTアクチュエータを設置しました(なお、今回のプラントのバージョンアップで、各タンクの高分子分離膜プラントの台数がこれまでの2倍の36台になりました)。IQTアクチュエータは、空気、次亜塩素酸ナトリウム及び洗浄水注入バルブと共に、下水用の遮断弁(入り口側)とモジュレーティングバルブ(出口側)を操作しています。その他のIQTアクチュエータは、自動連続洗浄に使用する遮断弁を制御し、高分子分離膜の効率を維持します。下水処理、高分子分離膜の洗浄、逆洗プロセスの自動シーケンス制御を目的として、各タンクに51台のアクチュエータを設置し、


詳細情報

顧客側のメリット

IQTアクチュエータにより実現したプロセスの高度自動化により、プロセスの完全性、経費節約、非常に信頼性が高く正確なプロセス制御が実現しました。効率の向上により、電力、洗浄剤、そして水の使用量を削減することができました。また、プロフィバス技術を用いることで、配線、終端装置、PLCハードウェア、そして人件費の削減を実現しました。IQTアクチュエータの筐体は、ダブルシール、防水(IP68)且つ一時的な侵水が可能であるため、今回のような厳しい環境でも正確に作動することが可能です。

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