Pakscanロングタームデータロガー
2011年5月以降リリースのP3マスターステーションには、ロングタームデータロガー(LTD)モジュールが内蔵されています。ホットスタンバイマスターステーションの場合、LTDとキースイッチは、同じモジュールに内蔵されています。単一チャンネル式のユニットの場合は、モジュールはブランクモジュールが内蔵されていた中央のスロット内にあります。
LTDは、ホスト機器からマスターステーションへ送信された情報や、マスターステーションのバックプレーン上で繋がっているモジュール間のやり取り情報を、独自に取得・保存します。
また、ホスト機器のモドバスコマンドや、フィールドユニットのステータス変更情報も取得・保存されます。
情報は、マイクロSDHC(Secure Data High Capacity)メモリーカードに保存されますが、カードの挿入口が、モジュールのフロント部分にあるため、取り出しが容易です。
通常、製品に4GBのメモリーカードをお付けしております。
1日1つ、ファイルが作成され、メモリーカードに保存されます。ファイルのサイズは、ユーザーがマスターステーションにアクセスする頻度によって異なりますが、実際は、1日1MB程度です。
保存されたデータは、”LTDビューアー”と呼ばれるアップリケ-ションで閲覧することができ、ホームページからこのアプリケーションをダウンロードすることができます。データの閲覧には、メモリーカードをパソコンに接続するためのメモリーカードリーダーが必要となります。
LTDに監視・記録された情報は、保存して今後参照することもできますし、また、この情報から、pakscanネットワークで繋がった全機器のコマンドや状態など、最新の状況を確認することもできます。こうした情報は、サイトエンジニアにとって有益で、資産管理にお役立て頂けます。