GO
GOレンジのパイプラインアクチュエータは、パイプラインのガスを動力源としています。ガスはオイルタンクに運ばれ、そこで油圧に変換されます。このようにして得られた加圧油圧作動油は、スコッチヨーク式90°回転用アクチュエータやラック＆ピニオン式複動アクチュエータの駆動のために使用されます。
駆動用の流体として加圧油を使用することで、パワフル且つスムーズなアクチュエータの制御が可能になり、シリンダーはパイプラインのガスから遮断されます。GOの小型且つモジュラー型ガス制御マニホールドには、業界全体で信頼されている信頼性の高いポペット型調整弁を搭載しており、フェイルセーフ型への変更も可能です。
GOアクチュエータは世界一過酷な環境での使用に適しており、このような環境で最高の性能を発揮できるような設計、技術及び素材選びを行っています。GOアクチュエータは細かい制御設定が可能であるだけでなく、高圧制御ロジックオプションにも対応しています。
主な設計上の特徴
- 制御装置は、パイプラインの全圧力で作動するように設計されており、圧力レギュレータの故障のリスクを排除します。
- モジュラー型且つコンパクトな一体型マニホールド設計により、継手や漏れの可能性を低減します。
- 低または高圧制御ロジックオプション
- 多機能マニホールドのレバー式ポペット弁による現場操作
- PEDまたはASME認証のガス/オイル及び動力ガス貯蔵タンク
- 両方向速度制御機構標準搭載
- 空気圧供給圧力の喪失時には、手動ハンドポンプによりアクチュエータを制御することができます。
- ステンレス鋼圧力計によりガス供給圧力(psiまたはbar)を測定することができます。
- 2台の油圧式流量制御弁によりストローク時間を調整できるため、円滑で正確な速度制御が可能です。
出力
90°回転用最大トルク：600,000 Nm(5,300,000 lbf.in)
リニア最大スラスト：5,500,000 N (1,236,450 lbf.) ご要望により、これ以上のトルクまたはスラスト指定も承ります。
危険場所認証
ATEX/IECEx II 2 G Ex e, d, ia IIB T4 IP65以上、UL/CSA Class I, Div 1, Group C及びD NEMA 3以上、,Class II, Div1, Group E, F及びG NEMA 3以上。
詳細は、GO資料をご参照下さい。
17/05/2018
中国のパイプラインでロトルクのELB選定される
ロトルクのELBは、パイプラインの圧力監視機能とインテリジェントなバルブ制御機能を兼ね備えた丈夫な自己充足型システムです。このシステムは、上・下流の両パイプラインの圧力変動を継続的に監視しており、パイプラインの故障を早期に検出して、バルブアクチュエータを、予め設定しておいたフェイルセーフ位置まで自動的に移動させます。
17/03/2015
ロトルクが現地サポートによる最善の技術ソリューションを提供
ベネズエラにある超低温液化天然ガス用パイプラインのフェイルセーフ動作用バルブを制御するため、ロトルクのGOガスオーバーオイルアクチュエータが提供されました。GOアクチュエータが選定されたのは、その用途に最適であることは勿論、ベネズエラ国内のロトルクオフィスから高水準の現地サポートを受けられるからです。
