ロトルクアクチュエータがスウェーデンの環境配慮型電池の工場をサポート
Northvolt社(スウェーデンの革新的電池メーカー)から、空気式アクチュエータやデジタルスマートポジショナ等のロトルク製品の注文を受けました。同社は電動車両用のリチウムイオン電池を専門に生産しており、スウェーデン北部にある Luleå University of Technology での電池新技術プログラムに協賛しています。Northvolt社は、「世界で最も環境に優しい電池」の生産に取り組んでおり、ロトルク製品がこの開発において重要な役割を果たすというのです。
Northvolt Ettとはスウェーデン北部のSkellefteåにある工場であり、2022年に生産を開始する予定です。この工場は、生産、セルの組み立て、リサイクルを行うNorthvolt社の主要拠点となります。サステナビリティ(持続可能性)への組織的な取り組みの一環として、同拠点の全電力をクリーンエネルギーで賄っています。関連するプロセスを正確に制御することが重要なのです。ロトルクでは、現在、1250台のバルブアクチュエータ(RC200)をNorthvolt Ettに提供しており、バルブのサプライヤーであるOnninen社と協力体制を築いています。提供するアクチュエータの総数は、1400台を超えるものと予想されます。ロトルクが提供したアクチュエータは、電池の生産ラインのバルブを操作しています。RC200は小型空気式アクチュエータであり、複動式とスプリングリターン式の2種類(Northvolt社には両タイプのアクチュエータを提供致しました)、且つ、始動・終了時に高トルクを出力します。
さらに、最先端施設の水道・暖房システム用にYT-3700デジタルスマートポジショナ50台の注文を受けました。
Northvolt社がロトルクのRC200アクチュエータを選択した理由の1つに、ロトルクのスウェーデン拠点が同アクチュエータの生産を行っているため、予備部品が入手し易く、サービスを受けやすい、ということがあります。また、RC200の品質に対する評判が良い、その課題に特化したソリューションである、Northvolt社の工場への納品が迅速である、といったことも同アクチュエータの選択理由でした。Northvolt社は、高速制御やフェイルセーフ機能を必要としていましたが、RC200はこれらの両方を備えていたのです。
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