中東のグラスルート製油所でロトルクアクチュエータの注文が相次ぐ
中東で建設中のグラスルート製油所で、様々な用途に使用することを目的として、ロトルクのフルードパワーアクチュエータの注文が相次ぎました。
この製油所では、1日あたり最大400,000バレルの石油を精製することができ、原油からガソリンや、超低硫黄軽油、燃料油を精製し、輸出したり国内の需要を賄ったりしています。
製油所から、大型ゲート弁操作用のLPレンジ・リニア空気式アクチュエータ70台をご注文頂きましたが、ご注文内容には、アクチュエータの組み立てだけに留まらず、現場操作パネルの動作試験(デジタルバルブポジショナー使用、工場にて実施)も含まれていました。
ロトルクLPアクチュエータには、複動式とスプリングリターン式があり、各用途に合わせてサイジングを行っています。炭素鋼製のシリンダーには、ニッケルめっき加工が施されており、摩擦を最小限にし、耐腐食性を最大限に追求しています。さらに、長時間操作していなくとも摩擦を減らし、スティックスリップ現象を回避できるよう、ピストン及びピストンロッドの材質にも拘っています。
この精製所の他のエリアでも、淡水化プラントや排水処理プラントのバタフライ弁の操作用に、200台以上のGPレンジ及びCPレンジアクチュエータを設置致しました。これらのアクチュエータはスコッチヨーク式で、オンオフ及びインチング等の90度回転動作に適した設計となっています。GP、CP両シリーズとも、丈夫で小型かつ効率性の高いモジュラー設計を採用しており、低圧でも高いトルクを得ることができます。CPレンジには、大型のGPレンジの設計思想が反映されており、小型の90度回転アクチュエータですが、過酷環境向けのアクチュエータと同等の品質を備えています。
また、このケースにおいても、(今回は、ロトルクブランドであるBifold社の空気式機器やSoldo社のスイッチボックスを含む)現場制御パネルの組み立てと動作試験をご用命頂きました。
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