ロトルクがクラウドベースのインテリジェントな資産管理システムをリリース

14/01/2021


ロトルクがクラウドベースのインテリジェントな資産管理システムをリリース

ロトルクが、インテリジェントなフロー制御資産を管理するための高度解析プログラムをリリース致しました。

インテリジェント資産管理システムとは、インテリジェントアクチュエータ及びそれらによって操作されるフロー制御設備向けのクラウド型資産管理システムです。このシステムは、高度解析システムであり、フロー制御プロセスを用いる全産業において、バルブ等の主要資産の信頼性と可用性を向上します。現場やプラントで主要設備が故障すると、予期せぬ中断、性能の低下、生産性・収益の低下、さらには評判の失墜に繋がる恐れがあります。インテリジェント資産管理システムとは、データを収集したり、資産の状態を監視することによって、安定した長期運用を可能とするものです。

インテリジェント資産管理システムでは、インテリジェントアクチュエータ内に記録されたデータログからダウンロードした情報を活用します。同システムは、堅牢、安全且つ安定性の高いオンラインプラットフォームであり、全OS対応の使い易い直感的インターフェースを備えています。サマリービューと色分けされたマップにより、複雑な解析情報も分かり易いビジュアルに簡素化されています。データロガーからトルク、温度、振動、イベント履歴(開閉方向始動回数の履歴、作動履歴、アラーム履歴など)といった重要情報を抽出してインテリジェント資産管理システムにアップロードされます。ロトルクマスターステーション(中継用のPCを使用)を使用している現場については、警告やアクチュエータの状態など、アクチュエータのリアルタイムの診断データを入手することも可能です。

インテリジェント資産管理システムは高度な解析機能を内蔵しているため、データを手動で確認する必要がなく、時間の節約になります。また、問題の早期発見により、金銭的負担の大きい故障に発展する前に問題を解決することができるため、当社お客様の費用節約と中断時間の削減に貢献しています。インテリジェント資産管理には、個々のお客様のニーズに合わせて、スタンドアローン(単独で機能)タイプと組み合わせタイプの2種類をご用意しています。性能、プロセスの重要度、製品及び動作データから、総合的に、資産の状態を評価したり、性能の低下や故障を防止するために何らかの介入が必要かどうかを判断します。インテリジェント資産管理システムは、石油&ガス、水道&発電、化学処理産業の市場など、用途を問わず、あらゆるインテリジェントアクチュエータに使用することが可能です。

インテリジェント資産管理システムとは、既存のライフタイムマネジメントサービスを拡張したものです。なお、ライフタイムマネジメントとは、ロトルクサイトサービスにおけるパッケージサービスであり、フロー制御資産のライフサイクルの管理をサポートするものです。対して、インテリジェント資産管理システムとは、このサービスプログラムの高度解析部門のことであり、オプションとして、スタンドアローンタイプをご用意しています。

 

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